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スタミナ低下の自己理解

扉絵

テレビゲームをしたことのある人ならピンとくるでしょう。

ゲームのキャラクターの多くは

体力が減ったからといって操作が重くなったりはしません。

 

ですが、実際の人間はそうではありませんね。

2種類のスタミナ

人間には

身体のスタミナ心のスタミナがあります。

 

それぞれでもあるし

お互いが影響し合うこともあるでしょう。

 

これら2種類のスタミナの

消費と回復をくり返しながら

誰もが活動をしています。

スタミナが減った時

ゲームとは違って、

スタミナが減った状態では

心の活動に様々な影響があらわれます。

 

・集中力が下がる。

・考えたり把握する視野が狭くなる。

・刺激に敏感になる/鈍感になる。

・打たれ弱くなる。

・凹みやすくなる。

・湧いてくる感情からの影響を受けやすくなる。

・ネガティブな発想が出やすくなる。

・判断が鈍る。

・面倒な気持ちになる。

・焦燥感や絶望感に駆られる。

・そのほか、人によってさまざま…

 

これらを「自分はそうなんだ」ではなく、

「自分はスタミナが下がった時にはそうなるんだ」

理解をしておくのは大切です。

スタミナ低下時の心がけ

スタミナが低下した時には

どんな心がけが有効でしょうか?

 

まず、「回復」は狙いたいところです。

寝ることに代表されるように、

スタミナ回復の方法やタイミングを模索しましょう。

 

「リフレッシュ」は回復ほどではないけれど

スタミナを消費しつつもメンタル状態を保つのに

効果を発揮します。

 

「スタミナ温存」として

限られたスタミナ量の配分に気を配れると、

使いすぎて尽きてしまうのを避けられます。

 

「状況をやりすごす」と言うと

後ろ向きに聞こえるかも知れませんが、

スタミナが少ない時には

最低限の動きに留めて

無理な動きを起こさないのも対処方法です。

 

「スタミナ低下した自分の状態を伝える」ことで、

まわりの人から理解してもらえる場合もあります。

 

「生活を見直す」のは、中・長期的にも考えることです。

消耗が激しいところをどうしていくか、

回復はどう生活に組み込んでいけるか、検討するのです。

 

これらは

誰にでも同じように当てはまるものではなく、

個人的なものです。

自分のスタミナとの付き合い

心身には個人差があります。

また同じ人でも、環境や状況で変化します。

 

自分のスタミナを把握して、

付き合い方を整理していきましょう。

 

紙に書き出して

スタミナの消費と回復の自己理解を深めることもできるでしょう。

心理カウンセリング

カウンセラーと話しながら取り組みたい方は、

ぜひ心理カウンセリングをお申し込みください。

鹿野の顔写真

鹿野豪

公認心理師(登録番号 : 2225)

臨床心理士(登録番号:  17852)

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