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自信について

表紙

自信」 という言葉。

 

そのまま使っても構わないのですが、

心理学には、

それに近い用語があります。

自己効力感』 というものです。

自己効力感とは

分けて理解していきましょう。

<自己>

 …自分で 「よし、やってみよう」と決めたことについて、

<効力感>

 …「上手くできるはずだ」といった実感をする。

 

(ちなみに、自己/効力/感と、3つに分けることをできますが

ここでは原語の分け方にしたがうことにしました。)

 

この自己効力感に基づいて「成功体験」が積めたなら、

きっと自信に繋がるでしょう。

 

成功体験を積んで、自己効力感を高めていきましょう。

内容、バランス、過程

ここで、

このブログの内容に諸手を上げて賛同してはいけません。

少し疑ってみてください。

心理学に限りませんが、

良い話が語られる時は、たいてい、なにかが足りないものです。

 

確かに、

自己効力感に適う成功体験の積み重ねは、

心の強さにも繋がり得るでしょう。

 

しかし、

成功体験で調子に乗ってしまうと、

「過信」もしくは「増長」におちいりやすいですよね。

本当に考えなきゃいけないのは、

内容や、バランスや、過程です。

さらに自己効力感について

都合良く理屈の通りにばかりはいかないものですし、

「根拠の無い自信」というものにも気をつけたいところです。

 

「自己効力感」とペアになる

例えば、「自己効力感を獲得することの困難さ」であったり、

「成功体験」とペアになる

例えば、「失敗体験からの復活」についても

考えていかなければなりません。

 

これらがあってこそ、充分な理論に向かっていると思うのです。

 

光あれば、陰あり。

 

特に、心を扱う心理学という学問は、

「自己効力感が高まれば良い」といった

もっともらしい話に満足してはいけない、

上手くいった例を見せられて納得するようでもいけない、

と常々思うのです。

※ 当ブログで記す 「心理カウンセリング」 とは

 

 川越こころサポート室が提供するものを想定しております。

 

 他機関の専門性を保証するものではないことをご了承ください。

鹿野 豪

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