今回は、
『異変に気づく』 というテーマで書きます。
異変とは
この場合の 『異変』 とは、
残念ながら、好まれるようなものではありません。
自分や他者の
心身の異変。
もしくは、
人間関係の異変。
異変というのは「アレ?変だな?」と思う、あらゆることです。
「いつもと違う、なにかがおかしい」。
薄々は気づいていながら、
内心では「良くない兆候かも」や「不吉だな」と
思ってしまい、
ついつい目を逸らしてしまうのも無理のないことです。
「自分の調子が変だ」
「あの人の様子が普段と違うな」
「いつものグループだけど、どうしたんだろう?」
自分や、他者、集団に関する異変。
本当は気づいていながら、
スルーしてしまいがち…
なのかも知れません。
メモをとる
この『心理ブログ』でご提案するのは、
大きな行動には移さないとしても、
「とりあえず、異変については簡単に、
いつ、
どんな状況で、
どんなことを異変だと気になったのか、
メモを取っておいてはいかがでしょう」ということです。
異変が、悪い方へと発展したり、拡大して
個人では対処できないほど深刻になっていったら、
そのメモをたずさえて誰かに相談してください。
気持ちは混乱していたり、
参ってたり、滅入ってたり、つらいでしょうけど、
少しでもメモが助けになってくれる可能性があります。
反対に、
異変ではないかと思えたものが
「結局は、なんでもなかった」と判明したら、
その時点で
メモは誰にも見せることなく
細かく破って捨てれば良いだけです。
メモの工夫
なお、
隠しておくつもりでいたメモが、
万が一とはいえ
当事者に見られる事態はあり得ます。
「無い」とは言い切れません。
メモを見られた際にトラブルにならないように、と考えるなら、
例えば、
「誰々の様子がおかしい」と書くのではなく
「誰々の様子が心配」と書くなど
表現に工夫をするのもアリかと思いますよ。
鹿野 豪
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