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心と命について

心と命について扉絵

公認心理師・臨床心理士の鹿野(かの)です。

 

この心理ブログを始めるにあたり、

まず 「心」と「命」 について

書きたいと思います。

 

もう少し軽い話題からスタートすれば良いのに

という考え方もあるでしょう。

 

それでも、 

心理について書いていくのだとすれば、

避けては通れませんし、

広く知っていただきたい話でもあるのです。

 

心理サポートの専門家として、

心の問題が生命に関わることもある

という事実を

皆さんと共有しておくのは

重要だと思っています。 

命に関わることとは

こでの命に関わることとは、

自殺(自死)や、 

自暴自棄になって起こしてしまう事故などです。

 

心が危機的な状態に陥るというのは、

実は誰にでも起こり得ます。

 

「死にたい」や「死ぬしかない」という人は 

その選択肢に捕らわれている状態かも知れません。

あたかも長く暗いトンネルに孤立しているような、

気分が落ち込んで惨めで苦痛な状態が、 

永遠に続くのではないかと。

 

そのトンネルを抜けて 

絶望とは違う景色が見られるようになるなんて

思えない…、というのは、

心が不調であったりうつ状態であるなら仕方のないことです。

 

そんなどん底の心境にある時こそ、

死を選ばず、サポートを受けて

回復に向かっていただくよう願っております。

 

命はひとつしかありません。

とても苦しい状態で

 「死にたい」や「死ぬしかない」という考えが

ふいに頭をよぎりだしたら。

 

そういった心理状態に気付かれた際には

お早めに、

自殺防止の相談窓口にお電話したり、

精神科や心療内科を受診したり、

心理カウンセリングを受けることや、

周りに相談できる相手はいないか探すことの、

いずれかを

選択していただきたいのです。

 

すでに危機的な心理状態で、

ご判断に迷われているようでしたら、

まずは、

このあと自殺防止の電話相談を検索してください。

厚生労働省によるご案内などが見つかるはずです。

ひとに頼っていいのです

ひとに頼るのは恥ずかしいことではないのです。 

心がつらいなら、なおさら頼って良いのです。

 

この発想をいつも

頭の片隅に置いておいていただけるなら、 

と思っております。

鹿野 豪

川越こころサポート室のロゴ

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