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心はどこにあるのか

扉絵

心はいったい、どこにあるのでしょう?

心臓 説

ハートマークで表されるように

心は心臓にあるという考え方もできます。

脳 説

脳細胞(脳神経細胞)こそ

心の働きを担っているという考え方もできます

身体全体 説

脳以外の身体の臓器におけるホルモン・バランスもまた

心の状態を左右すると言われています。

なので、

身体全体が心なのだという考え方もできます。

魂 説

これはSFじみた話ですが

たとえ人体を人工的に作り上げても魂が無ければ人間は動かないので、

科学を超えた魂こそが心なのだという考え方もできます。

その他の説

上に挙げた以外の説もきっとあるでしょう。

私の考え方

「心はどこにあるのか」という問い。

 

私の見解は、ちょっと申し訳ないけれど

とんちのような答えになります。

 

心そのものは、形も無く、目に見えません。

ですが

「心なんてものは無い」とは誰にも言えないでしょう。

 

「心はそれぞれにある」。それ以上は場所などを特定しません。

 

このとらえ方が、私の心を説明する際の立ち位置です。

だいぶ漠然としているというか、

はぐらかしているように聞こえるかも知れません。

ですが、こうした答えになるのには理由があります。

心の意味は本人に属していると考えるからです。

 

直感的に

「こういう時は自分の心がより活きてるのかも」

「こういう状態だと心がまるで活きていない」

というのは完全に個人差のある本人の実感です。

「心が活きるとか活きないとか、それさえよく分からない」も含めてです。

とても個人的。本人だけが分かる部分です。

 

個人の心が体験をするのだとも言えますし、

別の視点からは

体験を通じて心は個人的なのだとも言えるでしょう。

 

私はそうした個人差のある心について

それぞれの思いや感じ方に寄り添ってサポートする

心理カウンセラーでありたいと思っています。

 

心そのものは、形も無く、目に見えません。

ですが「無い」とみなすことはありません。

鹿野の顔写真

鹿野豪

公認心理師(登録番号 : 2225)

臨床心理士(登録番号:  17852)

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