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感情について

今日は 『感情』 という言葉を

心理学の用語として解説したいと思います。

感情とは

心の中に湧いてくる情にまつわるもので、

その性質それぞれに名前が付いています

 

よく使われる言葉なので当たり前のようですが、

改めて、

感情とは

心の中に湧いてくる」と

なんらかの性質がある」という

ふたつの特徴をしっかりと押さえておきましょう。

 

理解を深めていく足掛かりになるはずです。

感情の種類

「喜怒哀楽」とは言いますが、

心に湧いてくる感情には、

まだまだ他にもたくさんの種類があります。 

 

例えば、

「心配の感情」というのもあります。

心配という感情が湧いてくる現象を

イメージができますでしょうか?

「洗濯物が風に飛ばされていないか心配する」

「大事な発表会を心配する」

事柄の意味や本人にとっての重要度こそ違いますが、

そこに湧いている性質は共通して「心配の感情」です。

 

感情は、何種類あるの?という疑問に対する答えとしては、

使われている言語によって変わってくると考えられます。

日本語では「恨みの感情」と「憎しみの感情」を分けていますが、

別の言語の人は「同じ言葉で言い表しているよ」と言うかも知れません。

逆に、

日本語ではひとつの言葉で表している感情を、

性質の違いで細かく分けている言語もあるでしょう。

「洗濯物を心配すると、発表会を心配するは、

こっちの言語では別の言葉で言うよ」という感じです。

感情が問題になる時

感情に関して

適度もしくは適切に味わえなくなってしまうことがあります

 

 

コントロールを超えてしまったり、

なにかしら心の中に矛盾や都合の悪さがあったり、

馴染めなかったり、

感情を暴走させる隠された理由があったりといった事情で、

理由はひとつとは限りませんが、

そこから、こじらせていくことがあるのです。

 

「自分はいつも素直に感情を味わっているよ。問題は起きてないよ」

と言う方もいるでしょうけど、

例えば、絶対に喜んではいけない状況や関係性の中で、

部分的に喜ばしいことがあったら、

と考えてみてください。

誰にでも、

その相反する感情が強いものであるほど、

心の中でのこじれは起こってしまいかねないのです。

 

 

感情を上手にコントロールしたり、

こじれた感情を整理したり、

気持ちの切り替えを身に付けたりできれば良いとも言えますが、

それが苦手な人には、どうしても苦手なものなのでしょう。

感情と心理カウンセリング

理性が感情に負けてしまわないためには、

感情とそれにまつわる体験を自ら把握して理解していくことが重要です。

 

そして、そのサポートをするのが、

心理カウンセラーの役割でもあるのです。

鹿野の顔写真

鹿野豪

公認心理師(登録番号 : 2225)

臨床心理士(登録番号:  17852)

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